大人ニキビに大切なスキンケア選びとは

大人ニキビに大切なスキンケア選びとは

大人ニキビ用スキンケア選びのポイント・注意点をご紹介します。肌のバリア機能や女性ホルモンに着目したケア用品など、ニキビ改善がしやすい商品の選び方について解説します。スキンケア選びの参考にしてくださいね!

大人ニキビNGスキンケアって?

大人ニキビに大切なスキンケア選びについてご紹介する前に、まずは大人ニキビ対策としてやってはいけないNG対策について解説いたします!

マスクで隠す

マスクで隠す

大人ニキビができやすい口周りやアゴ、頬や鼻などをすっぽり覆って隠すことができるマスクは、「ニキビ隠しアイテム」として常用している人もいるかも知れません。しかし、マスクが擦れる摩擦刺激によって、ニキビが炎症を起こしたり、悪化してかゆみや痛みなどが引き起こされる危険性もあるためおすすめできません。

また、マスクをすることで蒸れて雑菌が繁殖し、治っても治っても繰り返す大人ニキビにありがちな「ニキビ跡」の原因にもなってしまいますので要注意です。

ファンデーションを塗り込んで隠す

ファンデーションを塗り込んで隠す

大人ニキビができてしまうと、ついコンシーラーやファンデーションなどを上から重ね塗りし、目立たないように隠してしまいたくなりますが、パウダーファンデーションの細かい粒子は、毛穴に詰まりやすく、これがニキビの原因にもなってしまいます。また、リキッドファンデーションは油分量が多いため、ニキビの餌となり、ニキビが悪化して炎症を起こしたり、さらなるニキビの原因にもなるでしょう。

まずは肌を清潔に保つことを優先し、メイクをした日はやさしく洗い落とすことを徹底しましょう。

ニキビ対策のために保湿ケアを控える

ニキビ対策のために保湿ケアを控える

ニキビができてしまうと、どうしても皮脂量が多いためと考え、保湿美容液などはあまりたっぷりと使わないようにするなど、スキンケアをあっさりと終わらせてしまいがちです。しかし、大人ニキビの原因の多くは「お肌の乾燥」によるものなので、しっかりと保湿ケアをし、肌のターンオーバーを正常な状態に保つことで、お肌の水分量やバリア機能を正常化させてあげることが重要です。

皮脂を落とすために洗浄力の高い洗顔料を使う

皮脂を落とすために洗浄力の高い洗顔料を使う

思春期ニキビと言えば、成長ホルモンの影響による皮脂分泌が盛んな時期なので、あぶらとり紙などで皮脂を抑えたり、アクネ菌を殺菌してくれるような洗顔料がニキビ対策に効果的でした。しかし、大人になってからのニキビは、ホルモンバランスや肌のターンオーバーの乱れ、食生活の偏りや、寝不足、ストレスといった様々な要因が重ね合わさって起こるもの。これを知らずに洗浄力の高い洗顔料を使うなど皮脂対策ばかりしてしまうと、本来必要な水分や油分まで削ぎ落してしまい、かえってニキビが悪化してしまうこともあるため注意が必要です。

洗顔料を選ぶポイント

ニキビに悩んでいる人なら毎日使う洗顔にはニキビ用洗顔料を使ってると思いますが、それで対策ができていると思っているのは少し危険かもしれません。

ニキビを治すという同じ目的を持つ洗顔料ですが、成分を見比べると配合されている成分が違うことが多いんです。

洗浄成分は「アミノ酸系」のものを選ぼう

例えば洗浄力が強い洗顔料だと、肌に必要な皮脂や角質層に存在する水分も一緒に洗い流してしまう場合もあります。

使用されている界面活性剤の種類によって洗浄力は変わってきます。石油系のものは高い洗浄力を備えますが、肌の弱い乾燥肌や敏感肌には向いていません。

洗浄成分は「アミノ酸系」のものを選ぼう

一方、アミノ酸系界面活性剤は、弱酸性で低刺激なうえ、アミノ酸の成分が肌に浸透して傷んだ肌を修復してくれます。

洗顔でニキビ対策するなら、「石油系」ではなく「アミノ酸系」の洗浄成分に着目してみてくださいね。

殺菌成分は「自然由来」のものを選ぼう

ニキビの原因となるアクネ菌を撃退するために「殺菌成分」が含まれた洗顔料が多くあります。しかし、この殺菌成分が肌の水分を奪ってバリア機能を低下させる原因となることも少なくありません。

ピーリング剤などに配合されていることが多い「サリチル酸」は非常に強力な化学物質を使用しているため、皮膚表面を溶かし、必要以上に水分や油分を健康なお肌から奪ってしまう危険があります。

殺菌成分は「自然由来」のものを選ぼう

お茶などに含まれる「カテキン」や、近年話題の「グレープフルーツ果皮油」などにも、雑菌の繁殖を抑えてニキビの発生や悪化を防ぐ働きがありますから、こういった自然由来の殺菌成分を配合している洗顔料を選ぶよう心がけてみてください。

「保湿成分」を配合しているものを選ぼう

洗顔のわずかな摩擦刺激などによって細かく傷の付いた角質層は、それが自然に修復されるまでの間、一時的に潤いを失いやすい状態になります。洗顔後に「肌がつっぱったように感じる」のは、このためなんですね。

高い保湿力を備えた成分を高配合している洗顔料を使えば、お肌に潤いを与えながら洗顔することができるため、洗顔後の嫌なつっぱり感を軽減させることができます。これはつまり、肌のバリア機能が低下するのを阻止することができる、ということです。

「保湿成分」を配合しているものを選ぼう

洗顔料におすすめの保湿成分は、人間の体内に元々存在している「グリセリン」や「コラーゲン」、その主成分となる「ココイルグリシンK」など、水に馴染む水溶性のものです。

最近では、ヒオウギエキス(イソフラボン)や、米糠エキスといった、食物由来の保湿成分も、肌本来の持つ自然治癒力を引き出す作用があるとして、注目を集めています。

美容液を選ぶポイント

「ビタミンC誘導体」を配合しているものを選ぼう

基礎化粧品の中で、美容成分がいちばん高濃度で配合されているのが「美容液」です。つまり、大人ニキビのように目的に合った集中的なケアをしたいという場合には、最適のアイテムであると言えます。

以下に、ニキビの状態別におすすめの美容成分をまとめてみました。ご自身の肌状態に合わせて、選んでみてくださいね。

ニキビの状態 美容液の特徴 おすすめの成分
大人ニキビを予防したい 皮脂を抑える作用がある成分を配合した美容液 ビタミンC誘導体
イソフラボン
赤く腫れてしまっている大人ニキビを治したい 炎症を抑える作用がある成分を配合した美容液 ビタミンC誘導体
ビタミンE誘導体
グリチルリチン酸
黒ずんでしまったニキビ跡を薄くしたい メラニンを非活性化させる成分を配合した美容液 ビタミンC誘導体
プラセンタエキス

特に「ビタミンC誘導体」はニキビの予防、抗炎症、改善すべてに効果的であることから、大人ニキビ対策に最もおすすめの成分のひとつであることが分かります。

保湿力の高いものを選ぼう

美容液の目的は、お肌に必要な水分や栄養を補給することです。大人ニキビ対策においては、ニキビそのものに直接働きかけるだけでなく、ニキビができにくい健康な肌状態を保つための役割も担っていると言えるでしょう。

ニキビができにくい肌と言えば、水分と油分のバランスが整い、肌バリア機能が十分に働いている状態を指します。

特に肌バリア機能が急激に低下しやすい洗顔後には、「ヒアルロン酸」や「プラセンタ」「セラミド」「グリセリン」など、保湿力の高い成分を含む美容液を使って、肌の水分を補うことを心がけてみてください。

保湿力の高いものを選ぼう

また、大人ニキビの原因のひとつである「ホルモンバランスの乱れ」には、イソフラボンなどの植物性女性ホルモン様成分も大変効果的です。

Check!!

化粧品などに含まれるイソフラボンには、「グリコシド型」「アグリコン型」の2種類存在します。グリコシド型は腸の中で分解されて初めて吸収されますが、アグリコン型は既に分解されている状態で摂取されるため吸収率が高く、即効性も高いとされています

浸透力が高いものを選ぼう

美容液の中には、こってりとしたテクスチャで、一見とても潤いそうに見えて、実は肌なじみが悪く、いつまでも肌表面にベタベタと残ってしまうものも少なくありません。こうした油分の多い美容液は、毛穴に詰まりやすく、皮脂と混ざり、ニキビの原因になってしまうことも考えられます。

浸透力が高いものを選ぼう

また、なかなか浸透しないものは、長時間パッティングしたり、何度も擦り込んでしまったりと、肌に余計な摩擦刺激や負担をかけることにもつながります。

浸透力が高く、さらりとなじむ美容液を選ぶよう意識してみてください。

なにかひとつ、ではなくトータルケアが重要

大人ニキビとは、間違った洗顔方法や洗顔料選びだけでなく、ホルモンバランスの乱れや乾燥、ストレス、寝不足、疲労、加齢などによる肌バリア機能の低下など、様々な要因が複雑に絡み合って起こります

例えば洗顔料を見直したからといって、洗顔後のスキンケアがおざなりであったり、他の原因が取り除かれていない環境であれば、決して治りません。

一時的にアクネ菌が殺菌され、ニキビが改善されたかのように感じられたとしても、根本的にニキビができやすい肌状態を改善できない限り、何度でも再発し、完治には至らないのです。

同じ「ニキビ対策」を謳う化粧品でも、「殺菌・洗浄」を強くアピールするものより、「保湿・肌質改善」を訴える商品を選ぶよう、注意してみてくださいね